まるも亜希子の新車まるかじりトーク「フォルクスワーゲン ゴルフトゥーラン」
【今回の車両】
<フォルクスワーゲン ゴルフトゥーラン>
●全長4535/全幅1830/全高1640~1670mm
●乗車定員7名
●燃費18.5km/L
●1.4L直4/7DSG
●価格2,847,000~3,769,000
●エコカー減税/80%減税
オシャレになった7人乗れるゴルフ
7人乗りのコンパクトミニバンで、世界トップセラーと言われているのが、このゴルフトゥーランです。初代が2003年に登場して以来、累計販売台数は約200万台、日本でも4万台以上。本国ドイツでは「トゥーラン」とシンプルな車名ですが、“7人乗れるゴルフ”のような手頃な扱いやすさと、高い安全性がその大きな魅力となっています。
今回、そんなゴルフトゥーランが約12年ぶりにフルモデルチェンジ。プラットフォームから全て刷新されました。スタイリングは少し低くワイドになり、上級グレードにはLEDヘッドランプが採用されたり、ホイールのデザインも凝っていたりと、実用車っぽさが強かった先代よりも、かなりオシャレにこだわっています。
そして、もっとこだわっているのが快適な室内空間と使い勝手。13cm伸びた全長のうち、約11cmは室内の広さに貢献しており、2列目までは足元も頭上もゆったりしています。3列目は、大人だとちょっとタイトで体育座りの姿勢になってしまいますが、ワンタッチで2列目シートが前によける「イージーエントリー機能」が付いて、乗降性は良くなりました。
収納スペースは、ふた付きのアッパーボックスやシートアンダートレーなど、日本のミニバンに近いくらい多くなり、シートアレンジも簡単に3列目までフルフラットになります。欧州のミニバンの中では、とても優秀な使い勝手です。
また、オプションで付けられる「後席一体型チャイルドシート」が画期的。通常は大人用の座面を引き上げて、サイドヘッドレストを取り付ければ、体重15~36kgの子ども用のシートに早変わり。急に親戚やお友達の子どもを乗せることになった、なんて時にも役立ちますね。
このほか、安全装備は進化したアダプティブクルーズコントロールや、レーンキープアシストなど豊富。衝突安全テストのユーロNCAPで、最高評価を獲得しています。
パワートレーンは、新開発のオールアルミ製1.4L直噴ターボ(TSI)に、7速DSGの組み合わせ。150ps/250Nmの十分なパワーをなめらかに引き出し、とても気持ちよく走ってくれました。17インチタイヤの乗り心地はちょっと硬めだけれど、しっかり走ってくれる7人乗りをお探しのファミリーには、ぴったりの1台だと思います。
※掲載している情報・画像は、2016年2月25日時点の情報です。>
まるも亜希子の「新車まるかじりトーク」とは?
カーライフ・ジャーナリストまるも亜希子氏が、新車を紹介していくコーナーです。
毎回、まるも亜希子氏が新車をご紹介してくれるので、楽しみながらご覧ください。
まるも亜希子
カーライフ・ジャーナリスト。雑誌・ウェブ・ラジオ・トークショー等に出演・寄稿する他、安全&エコドライブのインストラクターも務める。
日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員(2006年~2015年)
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
女性パワーでクルマ社会を元気にする「ピンク・ホイール・プロジェクト」代表。