低年式低走行の中古車はお得？購入するときのポイント
中古車のなかには、いわゆる”低年式低走行”と呼ばれているものがあります。 低年式低走行の中古車には、ほかの中古車にはない特徴があります。
”低年式低走行”の車はこんな車
まず、低年式低走行の中古車がどんなものなのか、概要を知っておきましょう。 低年式低走行とは、その名の通り発売からかなり時間が経過しており、なおかつ走行距離が少ない中古車のことを指します。 一般的に、車の走行距離は1年間で1万km～1.5万km程度だとされています。 この数値をひとつの目安として考えた際、年間走行距離が1万kmを切る場合は「走行距離が少ない」といえます。
そんな低年式低走行の車の大きなメリットは、“価格が安い”という点です。 たとえば、“販売から7年、走行距離7万km、車体価格40万円の車”と、“販売から９年、走行距離４万km、車体価格20万円の車”を並べてみます。 費用をなるべく抑えたいと考えている方にとって魅力的に映るのは後者のほうだと考えられます。 細かい価格は各販売所やメーカーによって差異があるものの、年式にたった2～3年の違いがあるだけで数十万円も価格に違いが発生し得るのです。 こういった要素を視野に入れると、低年式低走行は「費用を抑えて車を購入したい」という方に最適だといえます。
購入時に注目しておくべきポイント
低年式低走行の車は、価格がリーズナブルという大きなメリットがあるため一定の需要がある車です。 「これから低年式低走行の車の購入を検討する」という方もいるかと思われます。 しかし、低年式低走行の車を購入する際は、いくつかのポイントに注目しておく必要があります。
たとえば、“保証が充実しているかどうか”が重要なポイントとしてあげられます。 低年式低走行の車には、「不具合を修理した」という履歴・報告が一切ない車両も存在します。 その場合、購入後1～2年の間に何らかの不具合が発生する可能性も十分に考えられるのです。 そうなったときのために、購入前には保証内容をしっかりと確認しておきましょう。 あわせて一定の相場価格を事前に把握しておき、「市場価格よりも極端に安くないか」といった視点を持ちながら車を選んでいくことも大切です。
また、購入後は消耗品パーツをできるだけ交換しておきましょう。 低年式低走行の車は、タイヤやオイル関係といったパーツが長年交換されていない可能性があります。 これらのパーツは、念のため全て交換してコンディションを改めて整えておくことが大切です。
条件が合えばひとつの購入対象にもなる
いかがでしたか。いくつかのポイントに注目して選べば、低年式低走行の中古車は十分、購入対象のひとつになるといえます。 ここで紹介したポイントを意識しつつ、自身の希望に合った中古車を選んでいきましょう。